【藤田淳也×社員インタビュー第6弾】新卒から勤続9年、業務を通じて日々の成長を実感できる喜び

こんにちは、三洋金属広報部です!

リサイクル業界の「中の人」をご紹介し、少しでもリサイクル業界と三洋金属に親しみを持っていただこうという本企画も、6回目となりました。

前回までの記事はこちら!

【押目徳之×社員インタビュー第1弾】野球チームきっかけでいつの間にか勤続20年に
【岡本浩揮×社員インタビュー第2弾】ホテルマンからの転職!家族から応援される仕事に就ける幸せ
【脇本洋一×社員インタビュー第3弾】勤続年数23年、三洋金属と共に夢を叶えてきた
【黒本晋吾×社員インタビュー第4弾】大手からの転職、金属リサイクルを通じた社会貢献のために
【黒本明雄×社員インタビュー第5弾】苦しい時代を乗り越えてきた二代目、三洋金属への思いを語る

今回は三洋金属に新卒から入社し、今年で勤続9年目を迎える藤田さんのインタビューをお届けします。入社当時から現在までの業務についてや、三洋金属に対する思いについてたっぷり語っていただきました!

仕事内容・役割

−−本日はよろしくお願いします!まずは、現在担当されている業務について教えてください。

入社から現在まで変わらず、鉛原料部で車両バッテリーの解体業務をメインにおこなっています。

車両バッテリーは、中に希硫酸という危険な酸が入っていて、触ると火傷をしてしまうんです。今は経験を積んで作業にも慣れていますのでほとんどないですが、入社したばかりの頃はしょっちゅう火傷をしていましたね。気をつけていても、いつの間にか触れてしまっていてあとで怪我に気づくこともあります。

あと、最近は現場作業だけでなく、事務作業にも少し携わっています。

−−休日やプライベートでは何をされていることが多いですか?

奥さんとドライブに行くのが趣味です。岡山県内の、まだ行ったことがないご飯屋さんを探して巡るのが好きです。

あと、釣りもハマっています!

三洋金属は黒本社長や押目課長を筆頭に釣り好きな方が多く、コロナ前はよく小豆島に釣り旅行に行っていたんです。その影響で僕も好きになって、最近ついに自分の釣り竿を買ってしまいました。笑

入社の経緯

−−三洋金属に入社した経緯を教えてください。

少し特殊な経緯ではあるのですが…私の母が働く飲食店に、黒本社長がお客さんとして来店したことがきっかけなんです。

私は当時高校三年生で、就職先を探している真っ最中だったのですが、なかなかいい会社が見つからずちょっと行き詰まっていたんです。

そのことを黒本社長に何気なく話したところ『じゃあうちで働いてみるか?』と声をかけてくださり、そのまま入社が決まりました。

−−飲食店でスカウトは珍しいパターンですね!?そのとき藤田さんは三洋金属と言う会社のことをご存知だったんですか?

いえ、まったく知りませんでした。笑

もちろん入社が具体的に決まるまでには、どういうことをしている会社か教えてもらっていましたが、声をかけていただいた段階では全然わかっていなかったです。

ですが、せっかくの巡り合わせでのお誘いですし、お話してみた黒本社長の印象もとてもよかったので、私としては「ぜひお願いします」という感じでした。

高校卒業と同時に18歳で三洋金属に入社したので、今年で勤続9年目を迎えます。まさかあのときの出会いをきっかけに、こんなに長く三洋金属で働くことになるとは想像もしていなかったので、私自身も驚いています。

入社して大変だったこと

−−思いがけないきっかけからの入社ということですが、実際に入社してみて三洋金属でのお仕事はいかがでしたか?

入社当時は、とにかくすべてが未知の世界で新鮮でした。紙やペットボトルのリサイクルは聞いたことがあっても、バッテリーのリサイクルは想像も及ばないんですよね。

あの頃は私も高校を卒業したばかりだったので、そもそも車のバッテリーすら見たことがなかったんです。

そのうえ「車のバッテリーのリサイクル」ですので、「これがどうリサイクルになるんだろう…?」と、自分がやっている作業と実際のリサイクルに想像を結びつけるのが大変でした(笑)

−−車やバッテリーは見たことがあっても、バッテリーのリサイクルに詳しい人はなかなかいないですよね。最初はお仕事も大変だったのではないでしょうか?

想像を絶する大変さでした。というのも、入社前は、勝手に機械作業をイメージしていたんですよ。自動で機械が作業を進めてくれて、それを監督するような仕事なのかなって。全然違いました(笑)
バッテリーもまさかあんなに重いとは思っていなくて、入社したての頃は全身筋肉痛で大変でした。

希硫酸もどんなものかわかっていなかったので、最初は「これくらい大丈夫だろう」と思っていたのですが、手に付いたらすぐにヒリヒリするし、想像の斜め上を行く危険物でした。

しかも、周りの先輩はみんな慣れているので、見ているだけなら簡単そうな作業に見えるんですよ。でも実際に自分でやってみたら全然うまくいかなくて。

思い返せば、仕事に慣れてきたなと感じる機会が増えたのは、つい最近なのかもしれません。
毎日が勉強で、「もっと安全に、効率的に作業をするにはどうすればいいだろう」と9年かけて試行錯誤を繰り返し、ようやく今に至っている気がします。

入社して楽しかったこと、やりがいを感じたこと

−−三洋金属での業務で、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

先ほどの回答と少し重複しますが、仕事の内容や進め方が変わったときに、自分なりの効率的なやり方を見つけていけるよう試行錯誤しているときですね。
やりがいでもあり、自分の成長を感じられる部分でもあります。入社したばかりの頃は、そんなことを考える余裕もあまりなかったので。
さまざまなことを経験して、周りとも協力して、いろんなことを考えて仕事をするのが私にとってのやりがいです。

正直最初は、言われたことさえきちんとできていればいいか、というモチベーションだったんです。
ですが働いていくうちに、「ここをもっとこうすればいいんじゃないか」「もっとうまくできるんじゃないか」と意識が変わっていきましたので、これも自分自身の成長なのかなと感じています。
今は改善できる箇所があれば月例会などで意見を伝え、積極的にみんなで改善策を話し合っています。

三洋金属の『ココスキ!』

−−三洋金属の「ここが好き」という藤田さんが思うポイントを教えてください!

とにかく社員がみんな優しいところです。みなさんの優しさに何度も助けていただきました。

入社したばかりの頃、18歳で私は最年少でした。先輩方は10歳以上も年上の方ばかりだったので、はじめは何を話せばいいのかわからず戸惑いも大きかったんです。

それに、当時の私の偏見なのですが、こういった技術系の業界の仕事は「見て自分で覚えろ」という職人堅気な教え方なのかなと思っていて、とても緊張していました。

加えて、実は私は高校生のときもアルバイトをしたことがなかったので、まず働くということ自体が初めてだったんです。なので働くことに対してとにかく大変だというイメージしかなくて…。

−−ものすごくありとあらゆる不安を抱えていらっしゃったんですね(笑)

本当に、何もかもが不安ばかりでした(笑)
ですがいざ仕事が始まると、みなさんとても親切に仕事を教えてくれて、すごく安心したのを非常によく覚えています。
三洋金属は本当に働きやすくて楽しい会社で、みなさんのおかげで仕事が楽しくて、働くって大変なことばかりじゃないんだなと知ることができました。何も知らなかった高校生の頃に比べると、大きく成長できたなと思います。
今も業務でわからないことは聞いたらすぐに教えてくれますし、自分の作業だけでなく周りの作業もみんなで助けあいながらやっています。

−−三洋金属のインタビューでは、従業員が優しくてとても仲がいいとどなたからも耳にします。

そうなんですよ。仕事だけでなく、プライベートでもよくしていただいています。
コロナ以前は飲み会もよくしていましたし、社員旅行やみんなで釣りに行ったり、休憩中もみんなでわいわい話していたりと交流が多いです。みんな本当に温かくて仲がいいので、毎日楽しく仕事ができています。

今後の目標

−−リサイクル業界に飛び込んでみて、環境保全に対する意識の変化はありましたか?

大きく変わりました。自分がリサイクルの仕事に携わり、環境保全の大切さを知ったことで、資源として再利用できるものはきちんと仕分けるようになりました。
毎日の生活から気をつけられることは気をつけようと、自然と日々の意識が変わっていった感じです。
あと、きちんと分別されていたらリサイクル業者の人もやりやすいだろうと、業者目線のことも考えて分別するようになりました(笑)

正直なところ、三洋金属に入社する前はゴミの分別の意識もありませんでしたし、全部まとめてゴミ箱に投げ入れるようなタイプでした。
私自身がそうであったように、世の中の多くの人たちがリサイクルのことをよく知らないと思うんです。けれど私も、知ることで行動が自然と変わりました。
リサイクルとは何か、なぜ大切なのかを世の中に伝えて知ってもらえれば、環境保全はもっといい方向に進むのではないでしょうか。

−−リサイクルと資源の再活用を世の中にわかりやすく伝えていくのは、まさに三洋金属の使命ですね。最後に、藤田さんの今後の目標を教えてください!

今後は後輩の育成や、教育に力を入れたいと思っています。

冒頭でも少しお話したのですが、最近は黒本常務に教えていただいて、事務作業やパソコンを使っての作業にも携わっています。
私だけでなくほかのメンバーも、みんなが事務作業をできるとより効率的なのではと思うので、私でも教えられることは教えて、初めて事務作業をおこなう人が滞りなく業務を進められるように手助けしていきたいです。

私自身も事務やパソコンについては今も勉強中なので、自分自身ももっと勉強してスキルアップしていきつつ、事務以外のこともどんどん学んで知識を広げていきたいと思っています!

社員インタビュー第6弾、いかがでしたか?
少しでも三洋金属の仲間たちについて、そして三洋金属とリサイクル業界について身近に感じていただければ幸いです!

今後もぜひ三洋金属の活動にご注目ください!