こんにちは、三洋金属広報部です!
三洋金属の「中の人」をご紹介する社員インタビュー、本企画も早くも4回目となりました。
前回までの記事はこちら!
【押目徳之×社員インタビュー第1弾】野球チームきっかけでいつの間にか勤続20年に
【岡本浩揮×社員インタビュー第2弾】ホテルマンからの転職!家族から応援される仕事に就ける幸せ
【脇本洋一×社員インタビュー第3弾】勤続年数23年、三洋金属と共に夢を叶えてきた
今回は三洋金属の常務取締役を務める、黒本晋吾さんのインタビューをお届けします。
大手企業での勤務を経て三洋金属に入社した黒本さんが感じた、大企業と中小企業の違いや、地方企業ならではの良さを教えていただきました!
仕事内容・役割
––これまでの簡単なご経歴と、三洋金属での業務を教えていただけますか?
新卒で某大手企業に入社し、スマホ向け有機ELディスプレイの材料を開発していました。3年ほど勤めて退職し、2015年に三洋金属に入社しました。三洋金属は勤続7年目です。
最初は一般社員として現場作業を行っていましたが、5年前に取締役になったのをきっかけに現場を離れました。現在はバックオフィスの管理に移っています。
––バックオフィスというと、どういったお仕事が多いんですか?
何でも屋的な感じですが、最近は社内のDXと業務効率化ですね。
並行して、社外向けに書類作成をしています。いくら社内でペーパーレス化を進めているとは言っても、リサイクル業の許可の更新など、まだまだ書類の提出が求められたりしますし。
––三洋金属が力を入れているペーパーレス計画も、黒本さんの主導で動いているんですよね。なんでも、プライベートでもガジェット系がお好きなんだとか。
大好きです!好きが高じて、ガジェット系のYouTubeチャンネルをやっているんですよ。
なので休日はよく、動画を撮影して編集したりしています。
今度は生配信もやってみたいなと思っていて、それに向けて機材を集めている最中です。
入社の経緯
––もともと三洋金属株式会社は、黒本さんのお祖父様(黒本 紀雄)が設立されて、お父様(現・代表取締役 黒本 明雄)が継がれた会社ですよね。新卒で三洋金属に入社せず、別の会社に就職されたのは理由があるんですか?
まずは大手企業のやり方を見てみたかったんです。「大は小を兼ねる」とも言いますし、大手から学んだことは中小企業の中でも役に立つだろうと思いまして。
中小から大手への転職は骨が折れるから先に新卒で大手企業に入った、という理由ですね。
––そうだったんですね。期間が3年だったのにも何か理由が?
就職するからにはそれなりの期間しっかり勤めて、会社に貢献したいという気持ちがありました。会社側も採用活動に費用をかけているはずなので、採用にかかった費用の採算を合わせるには最低3年は働くべきだろうと。
転職が前提とはいえそれは私個人の都合であって、会社にとっては関係ないですからね。
入社して驚いたこと・ギャップを感じたこと
––いざ三洋金属に入社してみて、驚いたことやギャップに感じたことなどはありますか?
やはり大企業と中小企業の、仕事のやり方のギャップは大きかったですね。
大手だと仕事のやり方がとても細かく決まっているんです。手順書やマニュアルもきっちり作られています。
三洋金属にはそういったものがほとんどなかったので、最初は戸惑いました。
そもそも社員がそこまで多いわけではないので、マニュアルがなくとも実地でなんとかなるんです。
しかしいくら人数が少ないとはいえ、マニュアルは絶対にあって損はないですよね。誰がやっても同じように仕事ができて、かつ継承していけるようにしておくべきだと思って、徐々にマニュアルを作成しているところです。
––まさに大手を先に経験しておいたからこそ気づけたことですね。最初から三洋金属に入社していたら、それが当然なのだと受け入れて、気づけなかったかもしれません。
私もそう思います。
仕事のやり方のほかにも、今でこそ社内カルチャーが制定されていますが、入社当時はまだありませんでした。目的意識をもってルールが整えてあるのとないのでは全然違います。
文化やルールをしっかりと作りこんで、会社をさらに良くしていくのが私の役割だなと感じました。
––いま力を入れているDXや社内効率化も、その一環ですね。
そのとおりです。
あと、いい意味でのギャップもたくさんありますよ。中小企業ならではの良さは、今も働きながら日々実感しています。
たとえば何か新しいことを始めようと思ったとき、ある程度は自分の裁量で進めていけるんですよ。大手だったらまず無理ですよね、トップダウンですから。直属の上司に説明して説得するところから始めないと(笑)
でも中小企業なら、やりたい人が自ら発信しながら主体性を持ってやれる。そういう柔軟性がすごくいいなあと思います。
入社当時の職場の人たちの印象
––常務に就任されるまでは一般社員として現場でお仕事をされていたそうですが、入社当初の職場の印象はどうでしたか?
何より結束力に驚きました。みんな地元が同じ人たちばかりなので、団結した時のパワーがすごい。
リサイクル業って正直、体力仕事だし、汚れるし、怪我をする確率もゼロではありません。でもそんなこと全然気にせず、みんなで肩を並べて頑張っている。
今はご時世もあって難しいのですが、仕事終わりに連れ立ってご飯に行くこともしょっちゅうです。この団結力は地方企業ならではですね。
––生まれ育ちがバラバラの大都会の企業では、真似しようと思ってもなかなかできない結束の固さですね。
みんなが自分の仕事に誇りを持っていることも大きいのでしょうね。
日本で発生しているバッテリーは、約5%が三洋金属に入ってくるんですよ。日本47都道府県のうちの5%と考えると、そこそこの割合でしょう?
それだけ私たちの仕事が、環境保全に貢献している証です。その役割を自分たちが担っているという自負を、全員が強く持っているんです。
私自身も街で車を見かけると「交換した後のバッテリーは三洋金属に入ってくるんだろうな」と自然と考えます。
バッテリー交換というささやかな出来事ではあるけれど、生活の中で数年に一度は必ず訪れるイベントです。その生活の一部を請け負った上で、リサイクルにつなげる。
人と環境をつなぐサイクルを自分たちが担っているという誇りが、三洋金属の結束を強めているのではないでしょうか。
『三洋金属のココスキ!』
––みなさんに「三洋金属のここが好き」というところを伺っているのですが、黒本さんの思う「ここが好き」はどんな部分ですか?
先ほどの質問と少し重複してしまいますが、やっぱり同郷のつながりが強いところですね。仕事だけの関係ではなく、プライベートな付き合いもできるところが好きです。
みんな、仕事でもプライベートでも面白いんですよ。
飾らない人たちばかりなので、自分のありのままで接することができるのはとても楽だし、そんなところがすごくいいなあと思っています。
––最後に、今後黒本さんが目指す目標や理想があれば教えていただけますか。
まず個人の目標としては、仮に僕が普通の新卒や中途で会社を選ぶ立場だったときに、「三洋金属に入社したい、三洋金属で働きたい」と思える会社を目指しています。DXなどはまさにその一環ですね。
会社としての目標は、リサイクルを通じたより大きな社会貢献です。
金属は人が生きていく中で絶対に必要な物質です。普遍的な利用が続くからこそ、同じだけ排出される金属をリサイクルしていくことが非常に重要となります。
「三洋金属」の社名を冠するからには、これからも金属を通じて社会に貢献し、世の中をもっと良くしていきたいと願っています。
インタビュー第4弾、いかがでしたか?
少しでも三洋金属の仲間たちについて、そして三洋金属とリサイクル業界について身近に感じていただけたなら幸いです。
今後もぜひ三洋金属の活動にご注目ください!