三洋金属株式会社 
こんにちは、三洋金属広報部です！
今回は、毎年恒例の安全講習会のレポートをお届けします。
2024年度は、AED訓練と緊急避難訓練がおこなわれることになりました！
過去に実施した訓練の様子
毎年開催しています！消防署の方を招いた安全講習会
三洋金属では毎年12月に、安全講習会をおこなっています。
講習会の内容はさまざまで、消化器の使い方を学んだり、救助訓練をおこなったりと、防災や安全のためのレクチャーが主体です。
今年も例年どおり、地元消防署から消防士のみなさまにお越しいただき、実地で指導をしていただきました。
2024年の講習は、ひとつ目がAED訓練です。
実はAED訓練は、2023年度にもおこなっています。「また同じことをやるの？」と思われるかもしれませんが、こういった訓練は何度も繰り返し学んで再確認をすることが大事なので、あえて重複させています！
また、三洋金属には2024年に入社した新入社員もいるので、新しく入社した仲間にもこのタイミングで学んでもらおうという意図もあります。
そして、ふたつ目の講習が緊急避難訓練です。
こちらは事前に消防署に相談をして、入念な準備をおこなったうえで開催しました。
AED訓練に、今年は人工呼吸訓練も
まずはAEDを使った救助訓練からスタートです。
去年も参加した社員たちは、前回学んだことを思い出しながら手順をしっかりと確認していきます。初参加の社員も真剣に講習を受けていました！
また、今年のAED訓練は、去年の振り返りにプラスして、人工呼吸の訓練も追加されました。こちらはほとんどのメンバーが初体験なので、みんな緊張の面持ちです…！
消防署の方たちからレクチャーを受けながら、緊急時におこなう蘇生についてしっかり勉強しました！
地震発生を想定した避難訓練
救助訓練のあとは、避難訓練です。
こちらは社屋で地震や火事などが発生した際に、迅速に安全な場所へと避難するための訓練となっています。今回は地震発生時を想定した避難を実施しました。
今回の避難訓練実施にあたって、実は三洋金属内でも、事前に避難訓練の予備練習を実施しました。緊急時にはどう動くのか、誰がどのように誘導をおこなうのかを、あらかじめ全員で確認済みです。
本番の訓練では、その成果を消防署のみなさまに見ていただくと同時に、より安全でスムーズな避難を実現するためにはどうすべきかのアドバイスをいただくものとなっています。
そしていざ、避難訓練が開始されました。スピーカーから流れる「地震が発生しました、揺れがおさまるまで待機してください」「焦らずに避難を開始してください」といったアナウンスのもと、工場内から避難します。
屋外への避難が完了したあとは、一連の様子をチェックしていた消防士の方々からフィードバックを受けました。
実は三洋金属の建物は少し特殊で、敷地内に本社工場と東工場が隣接していて、建物間を橋のような通路でつないだ構造となっています。そのため、避難のためのルートや緊急時の点呼の方法が複数考えられるのです。
今回の避難訓練で、消防士の方から「こういった場合はこのルートが最適」「この方法がよりスムーズで安全」などのアドバイスを、工場の内部構造や立地などを加味しつついただけて非常に学びになりました。
消防署のみなさま、今年も本当にありがとうございました。
そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします！
「いざというとき」だけじゃない、日頃から安心を感じられる職場づくりを
実は、本番の避難訓練だけでなく、予備練習でも思いもよらない気づきがありました。
それは、朝の時間帯は、工場で稼働している機械音によってスピーカーのアナウンスが聞き取りにくいということです。
大きな音が出る機械のなかには、業務中の特定の時間にだけ稼働している物があります。今回の予備練習は朝一番に実施したのですが、まさにその朝イチの時間帯が、当該の機械が稼働している時間でした。
しかし、機械音が鳴っていることは、私たちにとってあまりにも日常的でした。そのため、機械音がスピーカーをかき消してしまうおそれがあることに、避難誘導を開始するまで気づけなかったのです。
これが非常に大きな学びとなり、今後の改善が必要であると確認できました。
災害はいつどのようなタイミングで発生するかわかりません。そのため、時間や状況を変えて、何度も避難訓練を繰り返すことが重要であると再認識でき、本番ともども非常に意義のある訓練となりました。
今回の訓練では、社員一同の防災意識が高まっただけでなく、緊急時の課題も見つけられました。事前に課題に気づき対策ができる、これこそが訓練の意義です。
いざ本当の災害が起こった際にも、落ち着いて自分の身を守れるように。そして、あらかじめ不安の芽を潰しておくことで、日頃から安心して働ける環境をつくれるように。今後も三洋金属では、安全講習会を定期的に続けていく予定です。
今後もぜひ三洋金属の活動にご注目ください！
